國語(北京語)ではなく台語(台湾語)のアルバムです。台湾の公用語は國語ですが、元々は地理的にも近い広東語に似た(と言えなくもない)台語が話されています。あまり数はいらっしゃいませんが、王開城さんは台語で歌うアーティストです。
アルバム10曲の中で、この「路灯」のみプロデューサーの呉宋憲(ジャッキー・ウー、台湾の人気タレント)さんとデュエットしています。
歌詞に、カラオケのように「(王)・・・」「(呉)・・・・」と割り振ってあるのが何とも…
原曲「素直」は、シングルとアルバムとは若干アレンジが違っています。「路灯」は"Album Version"の方のアレンジ(を再現したもの)です。
紙ジャケットには「呉宗憲+王開城+槙原敬之 台語曲界を変える国際的な新ユニット」と言った感じの謳い文句が書かれています。
2004年11月に発売されたダウンタウンとの合作「チキンライス」とは違い、一方的なユニットだったようですが。
ジャケットは湘南近辺で撮影されています。日本人が関わっているせいか、全般的にお洒落な作りで、また原曲タイトルが歌詞カードにきちんと記載されています。
歌詞カードの説明によると「王開城さんの日本滞在中の経験から声や経歴(?)、気持ちが合っている曲を選び、王開城さんの気持ちに最も添うような歌詞を付けた」そうで、収録曲はカバー曲が多く
「素直」の他にも、KinkiKidsさん「FLOWER」や、久保田利伸さん、玉置宏ニさん、珍しいところでは小沢健二さんの「夢が夢なら」のカバー曲が入っています。
槇原さんのカバー曲の中では今のところ、一番手に入りやすいCDかもしれません。幅が厚いので目に付きやすいです。(2005年1月現在の台北市内での調査結果。5月もまだありました。ただ2006年になると、少し難しくなってきています)
私は台語は(も)良く分かりませんが、台湾で入手したカバー曲の中ではこのアルバムが一番好きですね。
VCDとセットになっていて、そちらには「路灯」のミュージッククリップが入っていますが、私の環境ではVCDは見られませんでした。
ただ王開城さん、このデビューアルバム以降新作を出していません。どうしたんでしょう。
|